今年度も特集記事と表紙の制作をさせてもらっている東広島市の広報紙。
6月号は例年通り「防災」がテーマだ。
2018年7月、西日本豪雨で甚大な被害があったことから、
以後毎年、梅雨入りする6月に防災特集を組んでいる。
2018年は、当方が広報東広島を初めて担当した年でもあった。
7月号の巻頭特集の取材を終え、表紙も制作中だったが
豪雨による土石流や浸水など、未曾有の大災害となり
特集記事は載せたものの、表紙は急遽、別のものになった。
あの頃は東広島市内だけでなく、ボランティアが不足している他地域にも復旧作業で出向いた。
翌年以降、東広島市では大きな災害はないが、
日本各地で豪雨や台風、地震による災害が発生している。
防災は、私たちの暮らしと切り離せない、重要なテーマになっている。
だがいつも通りに発信する防災啓発メッセージでは、限られた読者にしか届かない。
多くの人は「またか」「もう知っている」と、読み飛ばしてしまう。
「面白く」という工夫は求められていないが、「興味深く」読める紙面にしたい。
昨年は、広島で人気のお天気キャスターを、
今年は地元の防災士でラジオパーソナリティーも務める人をナビゲーターに据えた。
それぞれに、特徴ある紙面ができたと思っている。
この特集で、一人でも多くの命が守られますように。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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