大山高司と私、二人の写真展「わたしのしらいち〜遺った時間〜」が始まった。

写真展を企画するにあたり、大山先生と考えが一致したことは

「写真にキャプションをつけない」こと。

会場の写真にはいっさいキャプションがない。

コンセプトを書いたものも、撮影者の挨拶文もない。

唯一の文字情報は、ギャラリー全体の「わたしのしらいち〜遺った時間〜」。

あとは、見る人が感じたことが全てだ。

今日の来場者からは

「これはどっちが撮った写真なのか」

「大山さんの写真はどれか」

といった質問がいっさいなかった。

おそらく、写真展の意味をわかってもらっているのだろうと思う。

文字情報を可能な限り排除した写真展について、

会場の東広島市立美術館スタッフの村上さんの紹介文を引用する。

歴史ある建物や古くから残る町家など東広島市高屋町の白市地区を巡り、お二人が見た「しらいち」が写し出されています。
作品にはフレームも説明もありません。写真の展示のみです。
「多くの人が知る「白市」の町だから、何も飾らず、その人なりに感じてほしい」と写真だけの展示を選択されました。✨✨
会場は、素朴で温かな「しらいち」で溢れています。

(以上)

写真のことを言葉で表現するのは、実はとても難しいのだが

村上さんの文章は、少ない文字数にも関わらずかなり精度が高い表現をしている。

名文を寄せてもらったことに感謝している。

 

わたしのしらいち~遺った時間~ 大山高司・堀行丈治 写真展
大山高司写真展実行委員会主催
2025年 3月11日(火)~ 3月16日(日) 9:00~17:00
※3月15日(土)は19:00まで
入場無料

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。