マスコミ関係の人で、兵庫県知事選挙の結果を受け入れられない御仁がいる。
そのこと自体は珍しくないけど、彼の言い分を読んで
これがマスコミの人たちの典型的な思考なのかもしれないと思った。
曰く
マスコミを信用しないのにN党の立花を信用するのはなぜなのか。
気の毒になってコメントをしてあげようかと思ったけど
面倒くさくなってもいけないので、私見をここに書いておく。
斉藤氏に投票した有権者で、立花氏の言うことを信じている人はごく一部だと思う。
むしろ「ほんまかいな」と疑っている人の方が多いだろう。
だけど、マスコミへの疑念の方がそれ以上に大きい。
たとえば
パワハラ疑惑で不信任となったけど、そのパワハラの調査機関である百条委員会の結論は出ていない
立花氏の指摘で同意できるとしたらここだけだろう。
つまり
前知事がパワハラで失職となったことは適切だったのか?
と有権者は考えた。そして、選挙の争点ではないと思ったのだろう。
注目したのは改革実行力だったと。
だけど、主要なマスコミは知事のパワハラばかりクローズアップしてきた。
そりゃ報道番組を見なくなりますよ。
求めていない情報ばかり流すんですから。
立花氏の行動がなければ斉藤氏は勝てなかったかもしれないけど
有権者は立花氏の主張を信じたのではなく、立花氏の話によって視野が広がり投票行動につながった。
と見ればいいのではないか。
マスコミはこれから「SNS利用者は嘘を信じている」みたいな論調になるのだろうけど
そんなことしたらますますユーザーが離れていくと思う。