子供の頃、体育の日は10月10日だった。

当時、理由は知らなかったが、後になって東京五輪の開会式の日だったと知った。

2020年から祝日移動により、10月の第2月曜になり、今では名称が「スポーツの日」になった。

10月10日ではなくなったのが「日付に意味がない祝日は、月曜に移動」という理屈だったと記憶しているが、

私は10月10日に大きな意味があると思っている。

戦後日本の復興を象徴したイベントが、東京オリンビックだろう。

祖父や父の世代の頑張りにより、戦後わずか20年で

大規模な国際スポーツ大会を開催できるまでに成長を遂げたこと。

私たち国民は知っておくべきだと思う。

開会式の最終聖火ランナー・坂井義則さんは広島に原爆が投下された日に広島県三次市に生まれた。

私はまだこの世に生まれていないが、平和の祭典と呼ぶにふさわしい大会だっただろう。

今年は10月14日が「スポーツの日」で、祝日になるが、

今でも10月10日という日塚が持つ意味は、とても大きいものだと思っている。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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