毎週月曜に、田坂広志さんのメールマガジン「風の便り」が届く。
その中に、“経営者の「器の大きさ」とは何か”という読み物があった。
権力を持つ者の、あるべき姿勢につい説いたもので、
コラムの終盤に、大変感銘を受けた記述があったので一部紹介する。
経営者の「器の大きさ」とは、畢竟、その心の中にある、この「大きなエゴ」のことであろう。
先ほど述べた商社の経営トップに、ある案件で、迷惑をかけたことがあった。そのことを詫びに伺ったとき、開口一番、その経営トップが口にした言葉が、いまも心に残っている。
「いや、あなたこそ、大変なご苦労をされたのではないですか」
まず、相手の立場を思いやる。まさに、経営者の「器の大きさ」を見せて頂いた瞬間であった。
常に「相手を思いやる」ということが、はたしてできているだろうか。
この言葉を胸に刻んでおきたい。