写真コンテストの審査会を見学した。

見ていて「面白いな」と思う作品が選ばれると、自分のことでもないのに少しうれしい。

既視感がある写真がたくさん出品されていた。

世の中で「いい写真」と呼ばれているものに、ある種の基準があるのかもしれない。

そんな既視感フォトの中でも、選ばれるものとそうでないものがある。

何が決め手なのかといえば、審査員の好みだろうと思う。

数年前に写真の先生が言った。

「コンテストはPK戦みたいなもの。PKに勝ってもサッカーが上手いことの証明にはならない」

なるほど、審査員の嗜好に合わせた作品を出せるかどうかが勝負の分かれ目なのか。

と、納得はしたものの、

やはり自分が好きな写真を出さないと意味がないと思った。

当てに行ってかすりもしなかったら悔いが残る。

審査員が誰であれ、自分がベストだと思える一枚を出したい。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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