昨日と今日の二日間、日本と台湾の文化交流会「禅藝」を取材した。
日台それぞれの書道や茶道、音楽、香道、華道などを通じて、自然と融合し
心の静けさを取り戻すという、私にとってはいささか高尚な催しだった。
主催の和尚様のことばで、唯一記憶に残ったものがある。
右手がお父さん、左手がお母さん、二人が重なり合って自分がいる。
と合掌した。
当たり前のことだけど、とても大切なことだ。
父と母がいなければ、自分はこの世にはいない。
先祖がいなければ、自分は今存在していない。
両手を合わせるということは、神仏に祈ると同時に父母や先祖に感謝することなのだろうと思った。
それを知っただけでも、この二日間の体験には価値がある。
父と母がいたからこそ、先祖がいたからこそ、今の自分がある。
ありがとう。