西條鶴の蔵開き

 

写真クラブの例会前に、一足早く西条入りして蔵開きイベントを見てきた。

蔵開きは先週から始まっていて、土曜日ごとに酒造会社2〜3社がイベントを開催。

4月27日までの4週間、毎週どこかでイベントがあるという、日本酒ファンにはうれしい期間だ。

各社が協力して、開催日を分散させて蔵開きをするのは、去年始まったことだと思う。

地元のDMOが働きかけて実現した。

今日出会った市職員は、およそ10年前に同じような企画(週末に蔵開きをして客を呼ぶ)を提案したが、

当時の酒造会社は、けんもほろろに断ったそうだ。

「やっとこういう時代になった」と懐かしそうに語ってくれた。

酒販店の店主は

「2日間の酒まつりに莫大な費用をかけて20万人呼ぶよりも、

週末ごとに酒蔵が持ち回りでイベントを行って集客すれば、

人もお金も最小限で済む」と言う。

 

酒まつりは10月の最初の土日に、20〜25万人の来訪者がある。

酒造会社や地元事業者にとっては書き入れ時なのだが

人が多過ぎて需要を捌ききれていない感じは否めない。

飲食店や宿泊施設も含めて、まちのスケールを超えた観光客を受け入れなければならない。

取りこぼしの経済規模を試算したらすごいことになると思う。

各社が、身の丈にあった小さなイベントを週末ごとに開催すれば

「いつきても楽しい酒蔵通り」が生まれるだろう。

蔵開きのようなも催しが通年で展開できれば、

西条は、観光地としてのステータスが上がる気がする。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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