道の駅 午後7時半

 

今日は仕事の後、広島市内で開催されている写真展を見た。

多人数のグループ展なので、いわゆる学習発表会スタイルだが、

出品者個々の作品からは、それぞれの技量が感じられた。

 

現代の写真は、レタッチや加工なしには語れないのかと思うくらい、手が入った作品だらけだ。

それもある種の表現手法としては面白いのだろうけど、

その写真で作者が何を表現したいのかは分からない。

すべての作品に題名がなかった。

写真は見るものだから、題名なんて関係ないじゃないかという意見もあるだろうが

「作品」として出すのであれば、作者の思いを表わす題名があったほうがいいと思う。

 

「(技術的に)いい写真だな」と思うものは数枚あったが、いずれも既視感のあるもの。

「いいか悪いかは別にして、なぜか気になる写真」はない。

みんなきれいに仕上げていた。

フリー素材のイメージ写真のようだ。

ただそれだけだった。

 

技術の研鑽は大切だ。

私も商業カメラマンとしては、日々腕を磨いている。

だが一人の写真家として自由に撮るときは、技術介入を意識せずに撮り、最小限の手数で仕上げる。

表現したいのは「レンズを通して見たリアル」なのかなと最近思う。

それが今の、自分のスタイルだと思う。

 

ワンストップで取材チーム(ライター&カメラマン)を手配できます

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

広島で取材スタッフを探すなら
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。