岡山奉還町の駄菓子屋

 

今日は午後から岡山の旧内山下小学校で開催されている

「おかやま文学フェスティバル」に行ってみた。

昔の小学校と言うロケーションが文学のテーマにぴったりな上に、

出店している書店や出版社が個性的で、フェスティバルの名にふさわしい面白さ。

あっという間に初日の終了時間を迎えた。

今日の収穫は、めずらしいことりさんのフリーペーパー「HALO(ヘイロー)」。

ミニサイズのフリーペーパー、ZINEという出版スタイル、ユニークなコンテンツ。

どれも新鮮で、工夫に満ちている。

本体(?)の有料冊子を買ってみたくなる、面白い仕掛けだ。

普段フリーペーパーはもらうだけで、あまり読んでいないのだが、

これは今夜じっくり読んでみよう。

会場を後にして向かったのが、奉還町商店街。

ぶらぶらと歩いていると、駄菓子屋があった。

なつかしいお菓子や、平成以降(?)の見慣れないお菓子が店中の棚にびっしりと並んでいる。

子どもの頃、向かいの家が駄菓子屋だった。

ときどき親から10円もらって、カレーせんやいちご飴のくじを引いたり

5円、10円のお菓子を買ったりしていたことを思い出す。

あの頃は10円しかもっていなかったので、何を買うか決めるまでにいろいろ悩んでいた。

それも楽しみの一つだったけど、もっと欲しくても我慢するしかなかった。

だが今は、駄菓子代くらいなら自由に使える。

値段が上がっているものもあるけど、少しくらいなら大丈夫。

というわけで、好きなものは2個買いもして、袋いっぱいで390円。

その一部がこれ

マルカワフィリックスガムは今も10円だ。

ココアシガレットは当時も10円では買えない高級品だった。

パッケージが当時のままのものも多くてうれしい。

ゆっくり味わってみよう。

そして岡山の夜は更ける。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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