県庁所在地の広島市でさえ流出超過だという。
先日も書いた通り、若者は「やりたい仕事がない」と言う。
本当の理由はそこではないと思うけど、
田舎に行けば行くほど仕事はない。
今日、所用があって実家の三原市大和町に帰った。
たまたま同級生の医者に出会った。
彼が言うには「とうとう人口が5000人を切った」そうだ。
おお、まだ5000人もいたのか、というのが率直な感想だったが
子どもの数は恐ろしいペースで減っている。
町内の全小学校が統合されたのが10年くらい前で、その頃は全校生徒が200人くらいいたそうだ。
今は150人くらいだろうと医者が言う。
町内唯一のスーパーが閉店後、町外に出て行った子育て世帯もある。
利便性よりも教育環境が理由だったそうだ。
子どもが少ない。
高校がない。
スーパーがない。
仕事がない。
こんな場所に住もうと思えば、何か積極的な理由が必要だと思う。
私もいつか帰るのだが、理由がなかなか作れない。
大和町で何をするのか。
悠長に考えている時間はない。