取材先の茶舗でいただいたお茶が、人生最高のおいしさだった。
「幽覧」と名付けられたこのお茶の産地は、意外にも広島。
いいお茶は甘みがあると言われるが、今まで飲んだお茶で、甘みを感じたことはなかった。
だが幽蘭は甘く、そして旨みも強くて驚いた。
余韻がずっと続く感じだ。
さらに二口目、三口目と味わいが変化して、最後の一口まで楽しめた。
もちろん取材の後、購入して帰った。
こういうものは家で飲むと、店と同じにはならないのが常だが、
幽蘭は、店でいただいたままのおいしさを再現できた。
映画『ごちそう茶事』を観ながら、お茶の味をじっくりと堪能した。
以前、ここで紹介したことがあるが、『ごちそう茶事』は本当にいい作品なので
お茶が好きな人は観てほしい。
取材先の店はWink3月号に掲載されます。