夕方のウオーキング中にふと
「昨日を悔い、明日を憂える人がいる」という一節が頭に浮かんだ。
「万人幸福の栞」の第一条「今日は最良の一日、今は無二の好機」に書かれている言葉だ。
気になったので帰宅後に該当するページを開いてみた。
冒頭に私の手書きの文字がある。
今日一日が人生の縮図 就寝=臨終
その横の活字文3行が鉛筆で囲まれ、さらにその中の一文が鉛筆で囲まれている。
今日の外に人生はない。
今日、今をおいて他に人生などない。
それなのに、変えられない過去のことに引っ張られ、見えない先のことに不安を感じる。
変えることができて、見えている、「今」を大切にしていない。
私の心の悩みが消え去った。
今を大切にしないで、過去のことや先のことで心を痛めていた。
この気づきを誰かに共有したくて、ここに記している。
自分で変えられるのは今しかない。
そして、この章の最後のページ、余白に私が書き込んでいる言葉もここに紹介する。
英国人は心が迷ったら、針箱の掃除から始める。
鉛筆入れの掃除から始めてみよう。
小さいところから整理していくと、心が治る。
とある。
家中の掃除は大変だが、小さな箇所の掃除ならできる。
引き出し一つでも整えれば、心が整う。
今夜は書棚を一段、整理してみよう。