今夜の月

 

ほとんどのメディアでは、記事であれ広告であれ、店舗情報には住所や連絡先を掲載する。

かつては新聞広告の掲載電話番号は携帯NGだった。

固定電話番号を載せないと、広告出稿できなかった。

しかし携帯電話の爆発的な普及により固定電話を持たない人が増え、

2010年ごろにはルールを変えないと広告が減るようになった。

新聞広告の仕事は滅多にしないので、最近のルールはどうなのかわからないが

雑誌においては携帯電話番号さえも載せなくてOKという流れになってきた。

代わりに登場したのが「問い合わせは店のインスタグラムより」という文言だ。

どの店もSNSで情報発信しているので、スマホは持っているのだが

電話での問い合わせは受けないというスタンスなのだ。

背景には、若い世代が通話を好まないという事情があるのだろう。

電話は絶滅する? 通話しない世代が入社→「出たがらない」「急な案件でもメール」 人事担当が克服法アドバイス(神戸新聞)

そして、店舗への問い合わせは、インスタグラムのメッセージでのみ対応するというケースが多い。

インスタユーザー以外は尋ねようがないが、それは気にしないのだろう。

店が客を選ぶ時代なのだと気付かされる。

当然アポ取りでも電話ではなく、インスタからとなる。

最近は自分の写真投稿ではなく、専ら連絡手段としてインスタを使う日々だ。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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