今日の読売新聞「編集手帳」

 

今日の読売新聞「編集手帳」を読んで、久々に「我が意を得たり」と思った。

「議論が足りない」

一年に何度、この言葉を目にするだろう。

識者の言葉だけでなく、新聞記事でも見かけることがある。

選挙、改憲、原発、予算・・・地元紙のHPで「議論が足り」で記事検索をかけると

8記事がヒットする。うち5本は社説なので、新聞社としての見解だろう。

似た言葉で「議論が深ま」は35本。

ほとんどが政治・行政に関する記事だ。

 

言論機関である新聞が、

「議論が足りない」「議論が深まっていない」という主張をする。

前々から、そこに疑問を感じていた。

マスメディアが議論を深めるような報道をしているとは思えないからだ。

改憲議論はもう何十年も前から動きがあるのに、

読者、視聴者に考える機会を与える記事や番組をほとんど見ていない。

むしろマスコミは国民から考える機会を奪っているのではないかと思う。

 

議論が足りないのは、

言論機関が議論を避けてきた結果だ。

 

しかし、読売新聞のように少しはまともな見方をするメディアもある。

願わくはコラムだけでなく紙面全体でも、議論が進むような記事を出してほしい。

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。