月は反対側に出る

 

今日も茶道の稽古。

唐物のおさらいと、薄茶は「好きなものを」と先生が言うので流し点てを選んだ。

もちろんどちらもほとんど忘れてしまった。

理屈で覚えられるものでもないので、あまり気にしていない。

だけどいつも思うのが、「床の間の掛け物の字をすらすらと読みたい」ということ。

基本的に、達筆すぎて読めない。

過去にすんなり読めたのは「福寿」ぐらいか・・・。

今日も読めなかった。

だけど中ほどに「春日」的な字があった。

天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出し月かも

ではなかろうかと個人的に思っている。

後日談:全く違っていた。

正解は

おほかたに春のきぬれば春がすみ四方の山辺にたちみちにけり(源実朝)

読めん……

 

次回の稽古は来週末。

同じ物が掛かっていたら確かめてみよう。

 

一日ごとに冬が遠ざかる。

 

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。