ドキュメンタリー映画「クィア・ジャパン」を見た。
LGBTと呼ばれる、性的少数者の日常を追った作品だ。
LGBTについては首相秘書官の「差別発言」でにわかに注目を浴びているが
(私は、彼が実際に誰かを差別した事実もなく、思想信条の自由の下に個人的見解を述べたにすぎないと思う)
なんか周囲が勝手に「かわいそうな人」認定して、「理解増進」を錦の御旗に法整備を進めているように見える。
映画は、月並みな言い方だがとても面白い。
みんな自分の居場所やコミュニティーを築いていて、自分らしく生きている。
決して彼らが少数派で孤立しているとは思わなかった。
むしろ「ノーマル」と言われる人たちよりも輝いて見える。
彼らは今以上に何らかの保護を求めているのだろうか。
当事者の声は、今の法案に反映されているのだろうか。
だれかが彼らを弱者に仕立て上げているのだろうか。
私たちは、性的少数者の存在を認めて、互いに傷つけ合わないように尊重・共存していく。
それだけでじゅうぶんだと思う。
それにしても「クィア・ジャパン」は面白かった。
「interesting」と「fun」どちらの要素もある面白さ。
理解増進法なんかなくても、善き隣人として受け容れていけばいい。
素直にそう思える作品だった。
ぶるぼん企画室
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