野鳥や山野草などの自然観察を始める時は、詳しい人と一緒に行けと言われたことがある。
なぜなら一人で、または初心者だけで行動すると、
見つけた鳥や草が一体なんなのか、名前すら分からないからだ。
詳しい人や専門のガイドと一緒なら、名前はもちろん、生態についても詳しく知ることができる。
今日の取材で、街歩き観光でも野鳥観察と同じことが言えるのだと知った。
街中の名所や旧跡には、たいてい案内看板があって、ガイドがいなくても概要は分かる。
だが、ガイドが話してくれる内容は、看板に記されていることだけではない。
さまざまな事物との関連性や、その名所の最新の状況、違った角度からの楽しみ方など
非常に興味深い話が聞ける。
気になる話は、質問すれば深掘りもしてくれる。
ガイドブックや案内看板では到達し得ない、知的好奇心を満たしてくれるだろう。
多くの観光地には、地元のガイドがいる。
私は今までガイドを利用したことがなかったが、
取材を通してガイドという仕事の大切さ、素晴らしさを知った。
観光地では「好きなように動きたい」と思いながら、
見知らぬ土地で右往左往して、大して見聞が広がらぬまま帰ることがある。
ガイドを利用すると、効率よく周遊できるし、知識も深まる。
結果、時間の価値を高められるかもしれない。
自由気ままだけがいいとは限らない。
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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