新聞の影響力がどんどん落ちてゆく

 

所属している写真クラブが、中国新聞写真クラブの東広島支部でもあり、

撮影会「秋の情景」に出品したところ、入選していた。

コンテスト的なものには積極的にはエントリーしないのだが(入選するとは思えなくて)、

支部だし「これくらいはいいか」と思っていつも出している。

まあ他にも東広島の市美展とか広島県美展に出したりもするが……。

自分の世界を他人に評価されるというのが、いいのか悪いのか。

ある種の客観的な評価は意味があるとは思うが、

でも客観というよりも審査員の主観だし、

などと考えながら、自分が気に入った写真が、世間でどう見られているのかを知るのも悪くないと思う。

(実際はどう見られてもよくて、選外でも気にしないのだが)

 

で、新聞に名前が載ったところ、

一人だけ連絡してきた(笑)

発行部数公称60万部の新聞で一人ですよ一人。

(連絡をくださった先輩、ありがとうございます)

そういえば、短編文学賞で2次選考通過者に名前が載ったときは連絡ゼロ、最終選考でも連絡は一人だった。

何というかもう、隔世の感がある。

十代の頃は、新聞に載ることは名誉なことで、学校を挙げての大騒ぎだった。

(もちろん私ではない。友人が紙面に大きく出た時の話)

新聞に載っても誰も見ていない。

テレビだって、「明日の5時台に出ますよ〜」とか本人が宣伝しないと、たいていの人は見ない。

そう、今は本人が騒がないと注目されないという悲しい時代。

でも、そっとしておいてほしい人にはいい時代に違いない。

きっとね。

 

 

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。