今日の小説塾で出た話題。
小説に、文章的な正しさをどこまで求めるのか。
①・・・が置いてある所
②・・・が置かれている所
文法上は①とすべきだという意見、②でも良いという意見、どちらにも言い分があるのだろう。
そして、どちらも読み手には意味が伝わる。
①でも②でも、読んで理解できるのなら、どちらも正解だ。
正しく伝えられれば、あとは語感や雰囲気を優先すればいい。
同様に、読点についても正解はない。
筆者の呼吸で打てばいいだけ。
あとは、読み手がそれを受け入れてくれるか、リズムが合わないと感じるか。
作品全体の中で、統制とバランスが取れていればいいのだ。
日本語はかなり自由度が高い言語だと思う。
同音異義語、同義語の数は多く、比喩表現も豊かだ。
同じ事象を見ても、10人いれば10通りの表現になる。
日本語に言葉の番人はいらない。
新聞系のメディアで仕事をしていると、言葉の自由を見失いそうになるけれど、
もっと自由に、もっと豊かに伝えたい。
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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