竹原町並み保存地区

 

今日は終日の取材。

3人のインタビューと撮影を担当した。

事前に方向づけはできているし、質問内容も共有しているが、

ビジュアルは現場合わせになる。

 

通常は、ほとんどの取材がロケハンなしに行われる。

その日のインタビュー内容から、写真のシーンや題材を即決しなければならない。

そして、どんなにいいシーンが思い浮かんでも、

その時間にその場所で撮れるものでない限り、実現の可能性は極めて少ない。

 

ではどうするのか。

現場で撮れる可能性があるシーンの中から、自分なりの最適解を提案する。

今あるもので一番良いものを作るのだ。

そのプランが上手くいったときは、心の中で拳を握り締める。

想定と違うときは、微調整をかけながら理想の写真に近づけていく。

この繰り返しが面白くて、写真を撮り続けているのかもしれない。

もちろん一発でキマるのが一番なのだが。

 

しかし、インタビューは面白い。

記事でも写真でも、その人らしさが伝えられるよう工夫することができる。

そして書き手や撮影者が違えば、また違った表現になる。

同じ人の紹介をしても、書き手の感性次第で文章は変わる。

撮影者の感性次第で写真も変わる。

取材対象者と取材者の個性がぶつかり合って生まれる一つの「作品」なのだと思う。

 

 

広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。