Facebookを運営するMetaがファクトチェックを廃止するというニュースを読んだ。

最初の感想は「ファクトチェックしていたとは知らなかった」だ。

不適切な投稿や虚偽投稿は表示されないのであれば、ユーザーは気づくことはない。

新聞報道ではトランプに配慮と書かれているが、事実なら「権力に日和ってどうするのだ」と言いたい。

ファクトチェック廃止後はX同様にコミュニティノートを採用するという。

コミュニティノートの良いところは、マスメディア報道であっても遠慮なく指摘できること。

日本ファクトチェックセンターのように「マスコミ報道は対象外」などという八百長がない。

どころか、日本ファクトチェックセンターのファクトチェック投稿にさえコミュニティーノートが付くことがある。

これは特に政治系の議論の健全化に寄与していると思う。

マスコミ報道は間違っていても訂正を嫌う。

やむを得ず訂正するときは、たいていが虚偽報道で使ったボリュームよりもはるかに少ない情報量で訂正する。

読者・視聴者は訂正に気づかないことがある。

今回のMetaの記事でも、コミュニティノートは即時性が低いので、

虚偽情報が一旦拡散されるというリスクが指摘されている。

だが、当該記事にぶら下がる形で重要な背景の抜けを指摘するところは

既存メディアの報道よりもはるかに優秀だと思う。

ファクトチェックのあり方に、いまだ正解は見つかっていないが、

多くのユーザーがチェックできるという点で、コミュニティノートという昨日は優秀だと思う。

校正でも、見る人が多いと精度が高くなる。

情報は多くの人の目に触れることで正確性が増すのかもしれない。

 

 

 

ワンストップで取材チーム(ライター&カメラマン)を手配できます

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

広島で取材スタッフを探すなら
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。