松江に行くと、法被姿の人がたくさんいた。

そして松江城周辺は通行止め。

鼕(どう)行列の日だった。

鼕行列のことを知ったのは、去年の11月。

たまたま松江の街中を歩いていると、どこかから鼕(=大きな太鼓)を鳴らす音が響いてきた。

気になって見に行くと、大人と子供が混じって太鼓を叩いていた。

聞けば鼕行列の練習だという。

本番が近いから練習しているのかと思ったら、

来年の秋のために一年かけて練習していると聞いて驚いた。

その本番が今日だった。

去年話した人たちがどこの団体なのかは分からないけど

松江市内にはおよそ30の団体がある。

そのほとんどが、町内会クラスのご近所単位で構成されていて

子供から高齢者まで多世代が参加している。

みんな誇らしそうに、自分のまちの鼕を引き、叩いていた。

祖父母から父母、娘や息子へと受け継がれていく地域の絆を感じた。

そして、地域の他にも福祉団体と障害者のグループも参加していた。

その姿があまりにも自然で、祭りの中に溶け込んでいる。

ふと、東広島最大のイベント「酒まつり」に、障害者が参加・活躍している会場があるだろうかと思った。

記憶している限りでは、ない。

同じ人口20万人クラスのまちでも、文化度は大きく違うのかもしればい。

歴史が違うからしょうがない面はあるけど、

障害者の参加については、東広島ももっと頑張ってほしい。

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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