写真の先生がまた写真展を計画している。
今日は展示作品を印刷する用紙を決めるために、先生の他に4人が集まった。
うち2人は、先生と付き合いが長い80代と70代の人。
いつも50代の私たちと打ち合わせしている時よりも饒舌で
身振りも大きく話をする。
同世代の人間がいると、共感を得ていると実感するのだろう。
実際、2人の先輩たちの感性がフィットしているように感じた。
昭和の前半を知る人たちは、いま働き盛りの人が知らないことを体験している。
経験の厚みが、そのまま人生観にもつながっているのだと思う。
同じ物を見て、同じような結論になっても、私たちが答えるときとは反応が違う。
どこかで「理解しあっている」という潜在意識があるのだろう。
年齢を重ねるごとに顕著になっていく気がする。
私もいつか、昭和40年代生まれの人には特別な感情を抱くのかもしれない。
すでに若い人の感覚がキャッチできなくなっている気もするし・・・。