西条停車場線。通称ブールバール

  

先日図書館にリクエストした書籍『「やさしさ」の免罪符』を読み終えた。

その読後感を書こうと思っていたのだが、

メモがわりにスマホで撮影した写真のテキスト起こしが衝撃的だったので、

Googleレンズについて書くことにした。

撮った写真を確認するために開くと画面下部に「画像からテキストをコピー」と表示され、

そこをタッチすると、画像のテキスト部分が選択される。

もちろん読み取り範囲は手動で変更できる。

しかもこれ、画像は横向きなのにちゃんと縦書きテキストとして認識している。

(以下、読み取ったテキスト)

どういった姿勢で報道に携わっているのかの回答比較を見てみたい(*35→25)。

「事実をありのままに伝えることが重要」と回答した比率は、欧米各国がすべて90%以上であるの に対し、日本は5・1%→65・1%に留まった。これは中国38・8%→83・8%、ロシア8・7%→78・7%よりも低く、7か国で 最低のスコアだ。

また、「人々が意見を表明できるようにする」についても、米76・6%、独℃・1%→72・1%、露50.2 %→59・2%、中50・8%→59・8%に対し、日本だけが24.3%と極端に低い結果となった。 逆に日本の 日本のジャーナリストたちが最も重視するのは、「政治リーダーを監視・精査する」(30・8%→90・8%)、「時事問題の分析を提供する」(4・7%→84・7%)、「人々の政治的意思決定に必要な情報を提供する」 (38%→83%)の3つとなっていた。

さらに特筆すべき点がある。米口・3%→11・3%、英15・1%、仏15%、独9.8%、露18.2%、中20 %→29%に過ぎない「政治的アジェンダを設定する」が、日本だけ60・5%と突出し、「事実をありのま まに伝える」(5.1%→65・1% )に迫る勢いとなった。

これらの傾向から、日本のジャーナリズムはこう見做すことが可能だ。

(以上、太字箇所は元画像との相違箇所)

驚いた。間違っている箇所のほとんどは数字。いわゆる「縦中横」の2桁部分だ。

1行に2つの数字が入っている箇所以外でのエラーは、

5行目冒頭の“また、「人々が”の抜けと、6行目の“日本の”のダブりの2箇所だけ。

日本語読み取り能力の精度は素晴らしい。

オンラインの無料OCRサービスよりも正確だ。

仕事で読み取り画像のテキスト起こしをすることは滅多にないが、

ちょっとした小技として覚えておけば、何かの時に役に立つ。

紙媒体を読んでいる時に気になる部分は、これで簡単にテキスト化できる。

私がタイピングで打ち込むよりもよほど正確で速いではないか。

Googleさんありがとう。

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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