瓢(ふくべ)

 

11月になって初めての茶道。

今日は炉開き(開炉)ということで

「さんべを用意したのよ」と先生。

はあ、さんべといえば三瓶山しか知らないのですが・・・

開炉の日には、織部と伊部(いんべ)と「ふくべ」の道具を用意するのだという。

織部は織部焼。うむ、織部焼は知っている。今日は香合が織部だ。

伊部は備前焼の別名だそうだ。ほうほう。そして水屋から伊部のものを探して使いなさいという。

備前焼の茶碗があった。

そして「ふくべ」・・・床に飾ってあるという。

ほうほう、織部とふくべは床にあると・・・。

きっとあの、茶壺に違いない。これが「ふくべ焼」なのだ!

そう思っていたら先生が

「ふくべは瓢箪のことよ」と言うではないか!

え? 三部(さんべ)って言うくらいだから、全部焼物ではないんですか?

「ふくべ」は花入や炭斗(すみとり)に使う、瓢箪や干瓢のことなのだという。

漢字で書くと「瓢」

そのまんまやないか・・・

焼物、焼物、瓢箪・・・

ちょっと納得がいかないけど、きっと忘れないだろう。

 

本日の茶花

椿、雪柳

 

 

 

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By ほりゆき

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