瓢(ふくべ)

 

11月になって初めての茶道。

今日は炉開き(開炉)ということで

「さんべを用意したのよ」と先生。

はあ、さんべといえば三瓶山しか知らないのですが・・・

開炉の日には、織部と伊部(いんべ)と「ふくべ」の道具を用意するのだという。

織部は織部焼。うむ、織部焼は知っている。今日は香合が織部だ。

伊部は備前焼の別名だそうだ。ほうほう。そして水屋から伊部のものを探して使いなさいという。

備前焼の茶碗があった。

そして「ふくべ」・・・床に飾ってあるという。

ほうほう、織部とふくべは床にあると・・・。

きっとあの、茶壺に違いない。これが「ふくべ焼」なのだ!

そう思っていたら先生が

「ふくべは瓢箪のことよ」と言うではないか!

え? 三部(さんべ)って言うくらいだから、全部焼物ではないんですか?

「ふくべ」は花入や炭斗(すみとり)に使う、瓢箪や干瓢のことなのだという。

漢字で書くと「瓢」

そのまんまやないか・・・

焼物、焼物、瓢箪・・・

ちょっと納得がいかないけど、きっと忘れないだろう。

 

本日の茶花

椿、雪柳

 

 

ぶるぼん企画室は広島県東広島市を拠点に活動する編集プロダクションです。

ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202
TEL.082-401-1072 FAX.082-553-0556

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *