今日は茶道の初稽古を兼ねた「飯後の茶事」。
先生のおもてなしを受けながら、客としての振る舞いを学ぶ。
点てることは普段から稽古しているが、客として茶会に呼ばれるという状況は不慣れだ。
実際には、亭主を務めることなんて滅多になくて、客として茶会に招かれることの方が多いと思う。
そんなわけで、先生に用意してもらったカンペを頼りにしつつ、
先輩弟子に正客を務めてもらい、重圧を軽くする。
待合の床の間には万年青(おもと)。茶室の掛け物は「松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)」。
万年、千年と縁起の良い取り合わせだと感心していたが、
松樹千年翠という禅語は、単にめでたいということだけではなかった。
それは不変、不易ということ。
春夏秋冬、季節が変わっても松は常に緑の葉を茂らせる。
時代が変わっても、千年後にも、松の緑は変わらない。
私たちの業界は、時代にフィットすることを求められるが、
変わり続ければいいというものでもない。
むしろ、自分の中に万古不易、何があっても変わらないものを持っておくことが大切なのではないだろうか。
茶道はいろいろなことを教えてくれる。
八景棚の飾り付けに兎を模した水引。
先生、さすがです!
ぶるぼん企画室
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