イヌタデの生成はChatGPTがいちばんまともだった

 

先週、実家の竹藪の伐採と周辺の草刈りをした。

足下に目をやると、小さな花がたくさん咲いている。

全て名前も知らない花だったので、刈る前に写真に撮り、

あとでGoogleレンズに尋ねてみた。

ミズヒキ
ゲンノショウコ
カタバミ(黄)とイヌタデ
ツユクサ
コヨメナ
キツネノマゴ
ヒガンバナ
ヒメツルソバ

画像を指定すると、AIが次々に判別していく。

水引草と彼岸花は知っていた。

ツユクサとカタバミ、ゲンノショウコは、名前は聞いたことがあるがどんな花が咲くのか知らなかった。

昔の人は知っていたであろう山野草の名前は、AIに頼らないと分からないくらいに私の感性は鈍化している。

この日に写真を撮ってGoogleレンズに通さなければ、おそらく一生涯「ただの草」で終わっていた。

これらの花を、図鑑で調べていくのはきっと大仕事だろう。

そもそも調べ方も分からない。

情報技術のおかげで、昔からある自然の豊かさに気づかされるということが、とても面白い。

 

後日、クライミングスポットの麓で見たヌスビトハギ。

草むらを歩くと、ズボンにたくさん種がつく「あの草」だ。

これはクライミングの先生が教えてくれた。

「盗人」とは、なんともかわいそうな名前だ。

そして名前のインパクトとともに、教えてくれた人の印象も残る。

人を介して知ったほうが、忘れにくいと思った。

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。