文章講座

 

仕事で納品する文章は99%横書きだが、
自己表現として文章化する作品の99%は縦書きだ。
(実際に比率を出したわけではないが、一部の例外を除いて仕事は横書き、作品は縦書きということ)

どちらの場合にも悩ましいのが、ルビの入れ方だ。

Wordで執筆すると、ルビの機能がある。
一見便利に見えるのだが、実際に使ってみるとルビを振った部分の行間が広がってしまう。

以下は本文12Pt、ルビ6Ptで組んだ縦書きの原稿だ。
Wordのデフォルト設定のままだとこうなる。

これではあまりにも不細工なので、行間を揃えたい。

行間のオプションで

「1ページの行数を指定時に文字をグリッド線に合わせる」を解除し
行間を「固定値」「22Pt」に変更する。

行間は整ったが、ルビが消えた???

だが消えたのはWordの編集画面上だけであり、データ上はルビが存在している。

つまり

見た目に騙されないことが大切なのだ!

そのままPDF出力すると・・・

あるじゃん!

ルビが前の行に重なっているのが分かる。

そこで、ルビの設定で「文字列からの距離」を「0」に変更すると

編集画面上のルビは左半分しか見えないが、
これもWordの編集画面上での現象。

PDFでは欠けることなく表示される。

プリンターで紙出力しても

PDFと同様、ルビは欠けていない。

行間とルビの位置を固定しているので、ルビを大きくしても行間は変わらない。

「下徳良」ルビ10.5Pt 「上徳良」ルビは6Ptのまま

PDF

常識的には12Ptの本文に対してルビは5〜7Ptだと思うが、

望めばいくらでも大きくできる。

ちなみに行間22Pt固定の場合、ルビ16Ptで前の行に干渉する。

 

私はこれまで、Wordの編集画面だけ見て、ルビの入れ方に悩み

時にはテキストボックスを上に乗せて対応していた。

なんという無駄なことをしていたのだろう。

気づいてよかった。

きっと横書きでも同じ設定で大丈夫だと思う。

もうルビなんて怖くないぞ!

 

注)今回はMacのWordで試しています。Windowsも同様だと思いますが、
設定の文言等が異なるかもしれません。また、動作に若干の違いが出るかもしれません。
ご了承ください。

 

 

 

 

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By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。