一昨日の投稿でふれた「インクルーシブ公園」について、東広島市役所の担当部署に聞いてみた。
主なやりとりは以下の通り。
・「国籍」という言葉を入れた意図について
(市)現実に外国人が公園利用で困っているという報告はない。インクルーシブは「障害の有無や性別、国籍によって差別されない」という意味なので「国籍」という言葉を入れた。
・「国籍の違いにかかわらず楽しめる」公園にするために、何をするのか
(市)注意書きや遊具の利用方法など、公園内の表示を多言語にする予定。
・既存の公園施設の注意書きを多言語対応にすべきでは?
(市)そこまでの予算がない。
・公園を新設するほうが費用がかかるのではないか。新設するよりも旧町の公園に1箇所ずつ、障害者対応の遊具を整備したほうが市民の利便性が高まる
(市)意見として聞いておく。公園新設については、地域から「ため池を有効活用できないか」と相談があり、それを受けての計画。
・近年は技能実習生の多くがベトナム人なので、多言語表示はベトナム語にも対応するのか
(市)それは難しいと思う。
(以上)
「インクルーシブ公園」と言いたいので、象徴的に「国籍」という言葉を選んだのだと私は理解した。
表示の多言語対応(おそらく英・中・韓程度)が「外国籍でも楽しめる」という根拠だ。
しかし問答にもあったように、現在の表示で外国人が困っているという報告はない。
むしろ居心地悪くて困っているのは我々おじ……(以下略)