仕事柄、不定期ながらいろいろな経済メディアや海外メディアを見る。
しかし、すんなり読ませてくれる記事は少ない。
たいていは有料か、無料であっても会員登録が必要になる。
無料で読めるものは会員登録するのだが、その後定期的に記事を読んでいるかといえば、そうでもない。
会員登録しているので、メールマガジンだけは山のように届く。
その数は1日に数十件といったところか。
いちいち目を通せないので、99%放置するのだが、今日はたまたま見出し(メールの件名)が気になった
【ドムドムハンバーガー流】クレーム客から「上司を出せ!」と言われたとき、真っ先にするべきこととは?【DOL】
(会員登録すると無料で読めます。ぜひ登録を。良記事です)
ドムドムフードサービス藤﨑忍社長の、クレーム対応についてのインタビューだった。
組織論や顧客心理などを的確に説いていて、納得ずくの記事の中に、さらに心に残るフレーズがあった。
全文は紹介できないけど、この言葉だけ記しておきたい。
今日のブログタイトルのマルマルは、本当は◯◯だ。
接客において必要なものとは何か。以下、インタビューから引用する。
衛生面やレジに関すること、商品を作るクオリティーに関しては、マニュアルが必要です。けれども接客は、お客様とスタッフの個性がありますので一概にこれがいいとは言えません。
ただし、ひとつだけスタッフにお願いしているのは、「優しい接客」です。
「優しい」と言われたとき、その表現方法はそれぞれですよね。ニコニコするのが得意な人、口下手だけけれども物を運ぶ所作が丁寧な人、温かい声がけができる人……その人なりの方法でいいので、他者を尊重し、心を尽くしてほしいと願っています。
引用終わり。
「優しい接客」
優しさには定義がない。人それぞれ、自分なりの優しさを発揮すればいいのだ。
笑顔だけが優しさじゃない。
自分なりの優しさを表現できればいい。
他人の態度や言葉だけで、優しさを測るのもやめよう。
その人なりの優しさがどこにあるのか気づけたら、自分ももっと優しくなれる気がする。
誰かの気に入らない部分は、実は優しさの断片かもしれない。