先日、写真の先生と話しているとき、廃墟を撮るべきかどうかという話題になった。

実際、撮ることはできるし、興味が湧けば撮っている。

問題は、その写真に作品性があるのかということ。

仮に「滅びる」というテーマであれば、使うことはできるだろう。

しかし、ネガティブなキーワードにしか適合しないというか

廃墟から新しい力を感じさせるのは難しいだろう。

これが仮に枯れゆく花であれば、種が落ちて新たな生命が宿る。

あるいは、土に還るまで命を全うしようとする執念のような生命力を撮ることはできる。

廃墟にはそれがない。

廃墟になった時点で、命を感じさせる何かがない。

そう感じながら、今日は廃墟を中心に撮影してみた。

帰宅して写真を見てみると、やはり喪失感や虚無感はあるが、生命の力を感じられない。

被写体としてはとても難しいと思った。

 

 

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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