中国短編文学賞の選者、高樹のぶ子さんのコメントが、先日の中国新聞に掲載された。

中国短編文学賞 作品募集に寄せて 選者高樹のぶ子 危機のときこそ言葉の力を 

この中で高樹さんは

吹き荒れる旋風の中に身を沈め、けれどそのささやかな命の全存在をかけて、必死で呟(つぶや)く…短編小説の強さとは、そのようなものかも知れません。

と述べ

世界を強風が吹き荒れているときこそ、身を低く保ち、全身を研ぎ澄まし、本音と真心を注入して言葉を紡ぎましょう。危機が迫るときこそ、言葉は強くなるということを信じて。

と結んでいる。

原稿用紙20枚分という文字数で壮大なテーマは書けないし、書く必要もない。

もっと小さな世界に心を寄せて、その中で自分の殻を打ち破るような作品を書こう。

 

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