素材撮りのために、三次市吉舎町の「品の滝」を訪れた。
発注者からは「滝が三つあるが、奥の二つは険しい山道なので最初の滝だけでいい」との指示。
とはいえ、せっかくなので行けるところまで行こうと思い装備を整える。
靴は登山用、カメラとレンズは冬用の防水ザックに入れて、三脚をバンド固定。
両手を空かせた状態で平坦な山道を歩くこと400メートル。
開放的な雰囲気の「一の滝」。(以下、写真は全てスマホXperia5II)
ここまでは人の行き来が多いせいか、道が広くて歩きやすい。
スニーカーでも問題ない。
ここから「二の滝」までは、平坦だけどやや狭く、少し荒れている。
何箇所か倒木がある。
なんとも情緒ある橋。
人の気配がないので熊鈴があったほうが良さそうだ。
こんなときに限って鈴を忘れている。
ザックに付いているホイッスルを鳴らしながら歩く。
途中、道の下の沢で大きな音がして焦った。
鹿が一頭、慌てて山の中に走り去った。
「二の滝」は山道から見下ろすような場所。
二の滝まではスニーカーでも来られなくはない。
トレッキングシューズだとなお良し。
そしてここからは渡渉があるので、スニーカーはやめておいたほうがいい。
ひたすら沢に沿って歩く。
ルートを示すテープはほとんどないが、見たまんまを進む。
景色はすばらしい。
もう少し整備したら、ミニトレッキングコースにできるだろう。
靴はミドルカット以上がおすすめ。
片足を沢に落としてしまい、ローカットだったので少し水が入った。
「三の滝」は右手の急登を上がると、上からも見られる。その先は甲奴への道。
入口から三の滝まで、1時間弱くらいか。
私は撮影しながらだったので、1時間半かかったけど。
半日レジャーにはちょうどいい距離だ。
高低差があまりないので体への負担が小さい。
期待以上のスポットだった。