Kindleリーダーを手に入れてからは、風呂に入る時が読書時間になった。
わざわざ読むための時間をつくらなくても、毎日確実に数十ページの読書ができる。
しかし読むのはもっぱらKindle unlimitedの本ばかりで、
購入する本は紙の本にしないともったいないような気がしていた。
Kindle版の価格設定が思うほど安くないことが理由の一つだが
それとは別に「お金を出すのなら実物のほうがいい」という先入観もあった。
そして実際に紙の本を買ってみると・・・
当たり前だが風呂で読むと水浸しになる。
読みたい本が、入浴中は読めないという
Kindleのメリットを捨ててしまうことになっていた。
昨日、小説塾の中で向田邦子の短編集『思い出トランプ』の話が出てきた。
私は読んだことがないのだが、多くの塾生や先生が絶賛していたので、読んでみようと思った。
さっそくKindle版を購入。
入浴中に読めるだけでなく、寝転がって読むのもKindleの方が扱いやすい。
図表や写真を使っていない書物なら、これでじゅうぶんだ。
本の置き場所にも困らない。
これからは紙の本を買うときに「なぜ紙の本にするのか」の理由が必要になりそうだ。