文化庁の国語世論調査によると、本を読まない人が6割を超えた。
これ、紙の本に限らず電子書籍も含めての数字なので
本そのものが読まれなくなったということだ。
だけど電車に乗れば、乗客のほとんどがスマホを凝視している。
椅子やベンチに座っている人も、道端で立ち止まっている人も、スマホを見ている人が多い。
私達が情報に触れる時間は増えている。
本は読まれなくなって、新聞は読まれなくなって、テレビは見られなくなっている。
それなのに、消費する情報量は増えている。
発信しても消費されない情報は、きっとその何万倍もある。
消費されない情報も、インターネットの宇宙の中をさまよい続ける。
情報の宇宙は、どこまで膨張し続けるのだろうか。