カメラマンやライターの仕事をしていると、広告やマーケティングの案件に関わることもある。
企画段階から関わると、たいていはペルソナの話が出てくる。
ペルソナは、ターゲットよりももっと具体的な顧客像のこと。
そしてペルソナの設定は、業務として関わるマーケティングだけでなく、自分の事業においても必要なのだと最近知った。
大雑把にターゲットを想定することは誰でもやっている。
だが「こんな人の要望に応えるためにやっている」という、その一人はどんな人なのか。
年齢、性別、身長、体重、生年月日、家族構成、仕事、年収、趣味、性格……
ここで、漫画や小説のキャラクターづくりとよく似ていると気づいた。
キャラクターも先程書いたような特徴をもたせ、さらに得意なこと、苦手なこと、好きな物、嫌いな物など細かに設定するほどいいと言われている。
もっと言えば、キャラクターを描いてみるといい。
と小池一夫さんの本で読んだ。
小説でも事業でも、キャラクターあるいはペルソナの設定が甘いと安定しない。
そう思って今、新たな小説に取り組んでいる。
だが、小説の場合は他にも足りないものがあって、自分でもそれが足りないことに気づいている。
その話はまた、別の機会に。