令和6年度の松江文学学校が今日から始まった。
午前中に松江に着いて、売布神社に参拝。
神社の近くに、何やら気になる建物があった。
準備中だったので、開店時間ぴったりに予約を入れて、付近を散策した。
出世稲荷神社。
なんと縁起が良さそうな名前だろう。
境内の八重桜は散り始め。雨粒が花びらの桃色を輝かせる。
クローズアップして撮影していると、カメラの上に花が落ちてきた。
なんという偶然。思わずスマホで撮る。
すると、弊社ライターM氏もチャンスを逃さない。
私のカメラを撮るM氏のスマホを、さらにスマホで撮ってみた。
肝心のクアトロガッツは・・・
中に入ると、さらに魅力的な設え。
有名テーマパークをプロデュースした人が、この店のデザインも監修したそうだ。
資材は全て廃材を利用しているという。
レトロなのに近未来感があって、少年時代のように気持ちが昂る。
内装のデザインや改築など、すべて島根大学の学生が手がけている。
という話をしてくれた接客担当の若者も、島根大の学生。
店舗立ち上げだけでなく、運営にも関わっているなんてすばらしい。
1日5食限定の「まかないランチ」を注文した。
ホワイトソースとデミソースをかけたご飯の上に、サラダやカポナータ(?)マリネ、エビフライやローストチキンなどの料理が添えられて、スープとドリンクも付く。
味は期待を裏切らないどころか期待を上回るおいしさ。
丁寧で明るい接客も、食事の時間を楽しくしてくれる。
店名の由来は、19世紀にバルセロナにあったカフェ。
ピカソをはじめとした芸術家の溜まり場になっていたのだと聞いた。
その由来に恥じない外観と内装、料理、接客。
「また行きたい」と思える店が、松江にひとつ増えた。