今月も、日本フルハップの会報誌「まいんど」の巻末「心に残ることば」より。
今回は「最初の質問」(長田弘)という詩が引用されていた。
中学生の教科書にも採用されているそうだが、読んでみてなかなかの名作だと思った。
冒頭の
今日、あなたは空を見上げましたか。
でドキッとする。
意識して空を見上げることが一年に何度あるだろう。
読み進めていくと、もっと自分のことを理解したい、自分の感性を大切にしようと思わされる。
コラム筆者の音田昌子さんが挙げている一節も心に刺さる。
何歳のときのじぶんが好きですか。
上手に歳をとることができるとおもいますか。
「上手に年をとること」
50歳を過ぎた頃から、歳の重ね方について時々考える。
だけど大したことをしていないのに、還暦の方が近くなってきた。
上手な歳の取り方を、考えるだけでなく実行していかなければ
いつの間にかお迎えが来ました、ということになるかもしれない。
音田さんが言うように
「いまの自分がいちばん好き」と胸を張って言える自分でありたい。
はてさて、それはどんな自分? と考えてみると・・・
人の顔色伺ったり、遠慮したりしない自分、なのだろうと思う。
来年の自分が、過去最高の自分でありますように。
「最初の質問」は絵本として出版されていました。Youtubeに朗読動画がありました。