先週、日本フルハップの会報誌「まいんど」が届いていた。
すぐに読む時間が取れず、やっと今日、音田昌子さんの随筆「心に残ることば」を読んだ。
人は不安を感じたときに、どうすべきかというお話だ。
病気や怪我のほか、仕事の上での難題や人間関係のもつれなど、
日々の暮らしの中で不安を感じることは多い。
その不安を克服するにはどうすればいいのか。
引用されている西加奈子さんの『くもをさがす』からの引用に
“怖さを克服するというよりは、怖さを認めながらやるって感じ?”
という一節があった。
恐怖感を持たないようにすることは難しい。
だけど、恐れを感じながらでも前進することはできる。
怖がっている自分、緊張している自分を認めればいい。
音田さんも自身の経験で、
“最悪の事態を覚悟しておこうと決めたら、気持ちが楽になった。”
と綴っている。
毎日いろんなことが起きて、心配事は尽きないけど
何が起きても受け止めようと、腹を括ればいいのだ。
そして自分が今、不安な気持ちでいることを自覚して
それでもどうにかしたいと思って頑張ればいい。
メンタルが弱い自分には、これくらいの心構えがいい気がする。