重度の心身障害があり、意思表示が困難な末弟の後見人になるために、
広島家庭裁判所を訪ねた。
1階に総合案内でもあるかと思ったら、何もない。
用事のある部屋を直接訪ねればいいみたいだ。
「後見」と書かれた貼り紙のある扉の奥に、カウンターがあった。
用紙を渡され、簡単に自分のことを記入する。
その後で、30分弱のDVDを視聴。
面白いものではないが、分かりやすくできていて感心した。
見終わると、職員さんに念を押された。
自分が後見人になりたいと思っていても、後見人を決めるのは裁判所。
自分が後見人になれないからと、申請を取り下げることはできない。
一度なったら、本人が意思表示できるようになるか、亡くなるまでずっと後見が続く。
身内とはいえ、自分以外の人の財産を管理することになるのだから、簡単なことではないのだ。
覚悟を持って臨もう。