日本フルハップ「まいんど」7月号の巻末「心に残ることば」を読んだ。
今月の題名は「真の教養とは」。
公共の場を掃除をする人がいれば、ゴミを捨て去る人もいる。
筆者の音田昌子さんはこの違いの原因が“教養”にあると見た。
引用したのは養老孟司さんの「教養とは、人の心がわかる心だ」ということば。
個性を尊重するのはいいが、個性を美化しすぎたり偏重するような教育よりも大切なことがあるという。
(以下音田さんの文章から引用)
それを養老さんは「親の気持ちが分かるか、友達の気持ちが分かるか、ホームレスの気持ちが分かるかというふうに話を持っていくほうが、余程まともな教育じゃないか」と結論づけている。
自分が捨てたゴミは、誰かが拾わなければならない。その人はどんな気持ちでそれを拾うだろうか…。(略)
(以上)
人の心が分かるのが、真の教養だとという。
相手の気持ちを察して行動すること。
今日も「あなたは人の心がわからない」と言われた私にとって、ずいぶんと耳の痛い話だ。