撮りたいと思うものがあって、
そのために撮影に出向くことがある。
しかし、その日一番いい写真、好きな写真は
まったく違う被写体のものであることが多い。
きっとそこには、予想を超えた感動があるのだと思う。
あるいは、自分が知らなかった世界に出合っている。
思い通りの結果は、意外と面白くないのかもしれない。
予定通り、想定通りにことが運ぶのはうれしいことだが、
そこに驚きや発見はない。
人が心動かされるのは、新しい刺激を受けたとき。
だからきっと、目的とは違うものを面白いと感じるのだ。
寄り道や乗り間違いは、新しい世界を見せてくれる。
明日はどんな想定外に出合えるだろう。