台風の影響で、予定していた取材がキャンセル。
昨夜から今日は外出も控え、仕事をしたり体を休めたりの繰り返しだ。
映画でも観ようかと、Amazon Prime Videoをチェックすると、お薦め作品の中にアニメがあった。
「ヤマノススメ」
登山を題材にしたアニメがあるとは知っていたが、これのことか。
ふだんは自ら進んでアニメ作品を見ることはないのだが、どんな山に登るのか気になったので視聴した。
いきなり予想を裏切られた。
1本あたりの時間は3分半。短い。
終わりの主題歌があるのでストーリーそのものは3分で完結する。
小説なら超短編だ。
そのショートストーリーが連続して一つの物語になる。
テンポ良く進むので、続きが見たくなる。
まんま術中にはまって10話分を見終えてセカンドシーズンへ。
セカンドは1本あたり13分(主題歌を除くと10分少々)と長くなったが、少しの空き時間に見るにはちょうどいい。
すっかり作品のファンになってしまった。
気づいたことがある。
若い頃より感動しやすくなっている。
物語は想定通りというかベタな展開なので、裏切られることはない。
この後きっとこうなるんだろうな、と思った通りの展開が待っている。
それなのに、なぜか感動する。
登場人物に感情移入してしまうのだ。
感受性が強くなったのか、はたまた加齢のせいなのか。
子供の頃、祖父と祖母が時代劇を見ては涙を流していた。
自分の心の動きがそれとかぶる……。
感動するのはとてもいいことだと思うが、歳のせいなら素直に喜べない。
広島のライター&カメラマン
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