広島県や東広島市、周辺他市の情報発信の仕事に関わらせてもらうと
たいていの場合、二度三度とお会いする人が出てくる。
取材対象となる人は
実績・結果を残している人だったり
先例がないような尖ったことをしている人だったり
いわゆる「普通」と呼ばれる人にならないことが多い。
それもいいのだが
絶対的にも相対的にも多数派の「普通」を避けると、
あるテーマに沿って人選を進めると、次第に対象者が限られてくる。
同じ人が、切り口は多少違えど何度もメディアに登場する。
昨今の観光のテーマは「人」と言われることも多いが、
人を目的に旅をするとして、特定の個人でいいのだろうか。
そこにある人とは、訪れた人が出会った人と築く関係ではないかと思う。
誰かに会いに行くのではなく、たまたま出会う人とのコミュニケーション。
それこそが旅を楽しくする大切な要素ではなかろうか。
有名人や人気店ではなく、普通の人たちのいとなみを感じることが
その土地の空気を感じることになると思う。
スーパーマンじゃない、「普通の人」が語る郷土の魅力。
そんな発信をしてみたいけど、需要がないかもしれんな……。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
東広島市八本松南5-6-12コウセイビル202