新県美展(第74回広島県美術展)を見に行った。
書や絵画、陶芸などもあるが、主に写真を鑑賞。
押しが強い、「これでもか」と言わんばかりの作品が並ぶ。
一部を除いて、ほとんどの写真が過度なレタッチを施してある。
インパクトはあると思うが、どうも好きになれない。
彩度上げ、コントラスト上げの写真は目立つとは思うが、
すべての写真がそんな調子だから疲れる。
とはいえ、私も以前はそういった写真に仕上げていた。
機械任せだと、自然と濃い目、派手目の色使いになる。
しかも意外と一本調子というか、写真それぞれの個性が見えなくなっているように見えた。
最近はもっぱらニュートラルで撮影・現像している。
押しが強い写真にはならないが、どことなく心に馴染む。
少しずつ自分の好みが分かってきた。
好みをスタイルに、スタイルを作風と呼べるレベルに昇華させていきたい。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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