「アジアの図書館サポーター」というボランティア活動がある。
シャンティ国際ボランティアという団体が、アフガニスタン、ネパール、ミャンマー、
ミャンマー難民キャンプ、タイ、カンボジア、ラオスのアジア8地域の子どもたちに
教育機会を届けている。
毎月1000円の寄付を、その地域での図書館運営に役立ててもらっている。
寄付先から時折、郵便物が届く。
中身はさまざまだが、活動報告や緊急支援を求めるものなどが多い。
これだけの印刷物を用意して、全国に支援者に送付する費用はどれほどだろうと、いつも思う。
郵便物が届くたびに「この費用も支援に回せばいいのに」と思っている。
今日届いた「アジアの図書館サポーター」の郵便物は、いつもより大きな封筒で、いつもよりも薄かった。
開封すると、写真つきのお礼状が入っていた。
ミャンマーの難民キャンプで暮らす子どもからの直筆メッセージだった。
もちろん読めないのだが、日本語訳が添えられていた。
図書館で本を読むのが好き。
「ぞうくんのあめふりさんぽ」をよく読む。
大きくなったら先生になりたい。
寄付金がどう使われているか、日頃意識することはないが、こんなお知らせが届くのはうれしい。
ボールペンで丁寧に書かれたミャンマー語はまったく読めないが、見ていると優しい気持ちになった。
この団体からは去年も、写真つきで子どもからのメッセージが届いたことを思い出した。
会ったこともないし、難民キャンプがどこにあるのかも知らないけれど、きっと本でつながっているのだと思う。
誰かの役に立ててよかった。
広島のライター&カメラマン
ぶるぼん企画室
代表 堀行丈治
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