世の中の風潮として、物が高機能化することを「進化」と表現することが多い。

そのことに違和感を持っていなかったが、

「登山道具が進化して・・・」というような文を書いたとき

先生に指摘されたのが

「進化」は生物が環境に適応するために能力を身につけたり形を変えたりすること

だった。

つまりこの場合は「進歩」と書くべきだと。

なるほど、たしかに進化と進歩は似ているようで違う。

進化、退化は生き物に使う言葉だ。

そう思って確認のために辞書を引くと、「進化」には二つの意味が記載されていて

一つは前述のとおり、生物の形態や機能が変化すること。

二番目には「物事が段階を追って、より優れたものや複雑なものへと変わってゆくこと」とある。

つまりは道具の高機能化も「進化」に含まれる。

元の意味から転じて二番目の意味が定着したものだと思う。

しかしよくよく考えてみれば、進化という言葉は生き物にふさわしい言葉に感じる。

これから「進化」を使う時は、本来の意味として使っているか、進歩ではないかを気にかけたい。 

 

 

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。

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