お薬手帳は『薬屋のひとりごと』

 

めぼができた。

日曜の朝からずっと右目の周囲が痛く、目ヤニがたくさん出ていた。

よくなる気配がないので、眼科を受診した。

下瞼にめぼが二つあると言われ、すぐ切除した。

めぼを切るのはこれが初めてだった。

瞼の内側を切るという行為に若干ビビる・・・暇もなく、

麻酔の目薬を1分おきに5回点眼して、そのあとすぐに切除。

尖ったものが触れたのは分かったが、痛みはまったく感じなかった。

点眼薬と飲み薬をもらって終了。

 

処方箋を持って薬局を訪ねると

「お薬手帳はお持ちですか?」

この質問、薬局に処方箋を持っていく度に尋ねられ、毎回

「いいえ、持っていません」

と答えて終わる。

ただそれだけ。

(え? 持ってないんだからくださいよ)

という心のつぶやきは、薬剤師さんには届かない。

一度だけ、20年くらい前にお薬手帳をもらって、すぐに紛失してそれっきり。

医者にかかることがほとんどなかったので気にならなかったが、

この歳になると結構な頻度で病院に行っている。

そろそろ持っておきたいと思いながら、たぶん5年ぐらい過ぎた。

そして今日やっと、言ってくれた。

「お持ちでないならお作りしましょうか?」

イエス! お願いします!

するとカウンターの向こうのお姉様が、手帳を二つ出してきた。

「普通の表紙と、こちらの表紙、どちらの手帳にしますか?」

その「こちら」は、『薬屋のひとりごと』。

うおー! 高評価のレビューに釣られて何度か視聴したが、

その度に挫折してなかなか先へ進めないアニメ『薬屋のひとりごと』だと?

そんな経緯があるのでけっしてファンではないのだが
(シーズン1の5話で止まってる)

お薬手帳に薬屋というコラボが、ベタだと思いながらも好感を持った。

いい歳したおっさんが勇気を振り絞って

「こ・・・こちらを」と薬屋の表紙を指差し、

無事に新しいお薬手帳を手に入れました。

 

で、目の方は切除の甲斐あって快方に向かっているのを実感している。

眼科に行ってよかった。

これからも、調子が悪い時は早めに病院に行こう。

自己治癒力が衰える年齢になったのだ・・・。

By ほりゆき

ぶるぼん企画室代表の堀行丈治(ほりゆきたけはる)です。取材、執筆、撮影、編集を生業としています。